生理不順の原因は、排卵障害のせいかも?
- 2015/12/31
- 医療

生理(月経)不順やや不正(性器)出血、月経期間が長い遷延月経、出血量が少ない過少月経など、月経に関する悩みを抱えている方は少なくありません。
それらは、排卵障害・卵巣機能不全が原因の1つに考えられます。
そもそも「卵巣機能が正常」とはどういう状態なのでしょうか?
毎月規則正しく月経が訪れること、こういう方は「ほとんど」の場合、卵巣機能は正常、といえます。
では反対に月経が早くなったり遅くなったりします、これは卵巣機能が異常?
そうともいえますが、必ずしもそうではないこと多いです。
この二つの質問、解答は排卵をしているか、排卵後の高温期(黄体期)が正常であるか、を知ることで正常、異常を説明できます。
正常卵巣機能は、
・ 排卵日が月経開始後10~20日目に起こっていること
・ 高温期が10日以上持続していること
と規定できます。
ある程度、周期によるばらつきは異常ととりません。上の正常の状態が数ヶ月に一度くらいずれてしまってもすなわち異常ではありません。
これらを知るのはやはり妊活や不妊治療の基本中の基本、「基礎体温」が一番だと思います。
通院、診察を受けない期間に、排卵しているか、高温期は正常か、といったことを自分で知ることができますし、
自身では判定できない場合、受診時に見せていただければ一緒に読みながら判定することができます。
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