桜井 明弘 あなたが33歳を過ぎて妊娠できない44の理由

乳がんを「見つける」チーム~美人化計画応援WOMAN

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「自分を知り」「自分を愛し」「社会に働き掛けられる」女性を応援する

美人化応援WOMAN。
医療現場で働く女性からお話を聞きます☆☆

 

今回は

診療放射線技師の松浦由佳さん。

アメリカと日本を行ったり来たりし、後輩の指導もし、臨床もこなす、いくつもの顔を持つ女性です。

810_9523 (1)「相棒」のマンモグラフィと☆

 

※このインタビューは、ウエディングプランナーサポートマガジン「The Professional Wedding」の連載「ココロとカラダの保健室×美人化計画」を再構成しました。

 

 

 「しんりょうほうしゃせんぎし」は、ただ「レントゲンを撮るだけの人」ではない

香月:診療放射線技師・・・難しい名称ですが・・・どんな仕事ですか?

松浦:病院で働いていると話すと、「看護師さん?女医さん?事務ですか?」って聞かれます。知られていない職業ですよね(笑)

放射線技師っていうと、「あ、レントゲンの人ね」という程度です。

実は日本の診療放射線技師は、かなり幅広い仕事をまかされています。レントゲンやCTの他にも、MRIや超音波などエックス線を使わない検査もしますし、

放射線治療や、核医学などの先端医療にもかかわっている幅の広い仕事です。アメリカでは、それぞれ細かく専門が分かれているので、改めて日本の放射線技師ってすごいなって思いました。

レントゲンひとつとっても、エックス線のあてかた、量など、一番被曝が少なく、医師が診断しやすい撮影の仕方を常に勉強しています。

医師が診てわかりやすいレントゲン写真が撮れること。これがすごく大事です。

 

片方だけしかマンモを撮ることができなかった患者さんから言われたこと

 

香月:ただレントゲンのボタンを押すだけの仕事ではないのですね。この仕事をするうえで大事にしていることってなんですか?

松浦:医師が診断しやすい写真を撮るというのが大変重要ですが、もう一つあげるとすれば、患者さんに嫌な思いをさせないということが大事だと思っています。

極端なことを言うと、患者さんは相性によって医師を選ぶことはできますが、検査はどの医師が担当しようとも受けなければなりません。

ということは、もし、私が行った検査で嫌な思いをしたら、二度とその検査自体を拒否したくなる可能性があります。

実はこんな経験があります。あるとき、片方だけマンモグラフィを撮ってほしいというオーダーが医師からありました。

どうしてだろうと思って実際に患者さんを診て納得しました。残念ながらその患者さんの片方の乳房は外から見てもわかるぐらいがんにおかされていて、

マンモグラフィを撮れない状態だったのです。検査は、もう片方に転移していないかという確認のためのものでした。

いつものようにマンモグラフィを撮った後、患者さんから「自分はその昔、マンモグラフィを撮ったとき、

技師さんの態度がとても悪く、『痛いのは当たり前なので我慢しろ』という雰囲気だった。

馬鹿にされたようで悲しくて痛くて、それ以来、マンモグラフィを受けていない。

乳房がおかしいなと思っても、あの検査がいやで病院に行けなかった。

もしも、あなたと会っていたら、ここまでにはならなかったかもしれない」と言われました。その患者さんがどうなったかはわかりません。

正直に言うと、患者さんはもちろん、私たち技師自身すらも、自身の検査の仕方によって患者さんの人生が変わるようなことが起こるとはあまり想像していません。

私もその一人でした。でもこの経験してからはますます、「いいレントゲン写真を撮る」というだけではなく、

患者さんにとって「もう二度と受けたくない」検査にならないように心掛けていますし、後進の指導の際にも必ずこのことは伝えています。

 

 

気になるマンモグラフィについて聞きたい!大きいと痛いの?

 

香月:マンモグラフィについて教えてください。

松浦:マンモグラフィは簡単にいうと乳房のレントゲンです。普通のレントゲンとは少し違うのでアメリカでは別な資格の人が検査をしますが、

これも日本では診療放射線技師の仕事です。私はこのマンモグラフィの仕事を一番長くやっており、マンモグラフィ以外の乳房の検査の勉強もして研鑚を積みました。

 

 

香月:マンモグラフィは痛いと言われているので怖いと言う人が多いですよね。

松浦:とにかくリラックスしましょう。緊張していると筋肉に力が入ってがちがちになっていて、余計痛いと思います。

よく聞かれるのですが、大きさは全く関係ないんですよ。大きいから痛いとか、小さいから、ひっぱらなきゃならなくて痛いと言われますが、何の関係もありません。

一般的には、乳腺が多い人が痛いんですよね。本人の痛みに対する強さもありますが、心理的なことも大きいと思います。ちなみに形の違いも関係ないです。

私の場合は、いろいろとお話をしながらリラックスをしてもらっています。検査で嫌な思いをさせたくないですから。

 

香月:月経周期のいついったらいいでしょうか??
松浦:検査はいつでもできますが、生理前だと乳房が張っていて痛いことがあるので、生理後をおすすめします。肩まわりを数回ぐるぐる回してリラックスし、あとは技師にまかせてください。

 

香月:リラックスが重要なのですね。最近、若い人も乳がんを発症してニュースになりますよね。とても気になります。

松浦:日本人の乳がん発症は40代後半と60代という二つのピークがあります。40代の発症ピークは乳腺の多いアジア人にしかない特徴です。なので、乳腺の多い若い人も発症しますので、何度も言いますが、若くても検診が必要です。

一方、60歳以降に増えてくる乳がんは、乳腺が減り、脂肪が増える時期、すなわち更年期以降に多くなります。

若い方だけでなく、更年期以降も検診が必要なのは言うまでもありません。
(発症年齢は、こちらの統計データを参照してください。)

 

香月:やはり定期的な検査は受けたほうがいいということですよね。

松浦:検診は若いうちから受けていただきたいです。そして、私は個人的には30歳になったら、マンモグラフィと超音波両方の検査を受けることをおすすめします。ベースラインマンモグラフィといって、

一度一番ベーシックな自分の乳房の全体像を撮っておくことが大事なのです。気になるかげがあっても、もともとあるものなのか、急に現れたのかというのがわかります。

妊娠をしてしまうとまったく変わりますのでその前に一度撮っておくといいと思います。

基本的には乳腺の多い人は超音波、脂肪の多い人はマンモグラフィがいいと言われていますが、どちらがむいているかを医師に聞いてください。

自分のカラダの状態をしっかりと知るということはとても大事です。検査は1年に1回でいいのですが、ひきつれや、分泌物が出るなど気になることが出てきたらすぐに受診しましょう。

ほとんどの方は「乳房が痛いんです」と言って受診されますが、痛い=乳がんというわけではないです。

生理後の自己触診を必ずしていただき、気になることがあったらすぐに受診をするということが重要です。

 

 

美人化計画代表の桜井医師~産婦人科の診療室から~

年々若い方の乳がんが増えています。かつては妊娠、出産後の病気であった乳がんが、妊娠前に見つかることが少なくありません。

乳がんは発見が遅くなると治療に抗がん剤を用いなければならないことがあり、

抗がん剤治療後には閉経の状態となり、妊娠が望めなくなってしまうこともあります。

ぜひ、20代以降は乳がん検診を受けて頂きたいと思います

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松浦由佳(Yuka MATSUURA)

大学卒業後診療放射線技師として働く。スタンフォード大学医学部短期留学を経て、同大学研究員に。帰国後、働きながら大学院を修了し、

現在東京女子医科大学・早稲田大学共同大学院 博士後期課程在籍中。検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師。

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香月 よう子

香月 よう子フリーアナウンサー

投稿者プロフィール

番組パーソナリティ、ナレーターの他、中心市街地活性化、町づくり等、省庁主催のシンポジウムのコーディネーター、講演を行う。一方で、「きてきて先生プロジェクト」の代表として、地域を担う人材の教育活動を展開。

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