桜井 明弘 あなたが33歳を過ぎて妊娠できない44の理由

風疹流行中~かかったことあるから大丈夫ですか?

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テレビのニュースで風疹流行のニュースが流れると、

「小さいころかかったっけ?あれは、水ぼうそうだったか?麻疹だったか?そもそも、はしかと風疹は一緒か?」

などと思いながら、パートナーに聞くと、

「ああん?へ?ふうしん?」と気のない返事。

「妊婦がかかると大変だから、お義母さんにでも聞いておいて!!」

とお願いし、そのお願いを忘れずに聞いてくれたとしても、

「なんかね、ひとおおり、そういうもんにはかかったらしいけど、詳しくは覚えてないって」

ぐらいの返事のことが多いのではないかと思います。

風疹は、もちろん、はしかとも水ぼうそうとも全く違うものですが、

昔は「三日ばしか」などと言われていたので、罹患の記憶がはしかと混同していることもあるかもしれません。
風疹は、ウィルスの感染症で、感染力がとても強く、妊婦が感染すると、先天性風疹症候群によって胎児や新生児に重い障害を引き起こすことがあります。

さらに、子どものころにかかったからといって、2度とかからないわけではない。これは、あまり知られていないことだと思います。

そこで、妊娠を望む方は、風疹の抗体価(風疹のウィルスが身体に入った時に、追い出してくれる力)がどれぐらいあるかを測る必要があります。
抗体価を測るのはとても簡単で、お近くのクリニック(内科、産婦人科など)で採血で調べてもらえます。
検査はHI法とIgG法の2種類あり、IgG法の方が正確。

採血後、検査会社にだすので、結果は3日から1週間後ぐらいにわかります。

抗体価が低ければ、ワクチンを打ちます。

産婦人科クリニックさくら院長の桜井明弘医師によると、流行期の現在、関心の高い人は神経質になり、反対に全く知らない人、と2極化しているそうです。
また、抗体価が低く(つまり風疹にかかりやすいという結果が出た人)て、予防接種を受けると、2カ月は妊娠してはいけないので、不妊治療を開始するカップルは躊躇してしまうとのこと。不妊治療のカップルにとっては2カ月も長く感じられてしまうのですね。

そんなことがないように、妊娠を計画する前に抗体価のチェックもした方がいいですね。

ただ、
「1人目を産んだときは抗体価が高かったとしても、当院の調査でも抗体価は年々下がる傾向にある。妊娠前にはやはり抗体価を調べてもらった方がいいと思います。」とのこと。

ちなみにパートナーはどうすればいいのでしょうか?

「現在の流行の原因は30代40代の男性によるところが大きいと言っても過言ではありません。

この世代は女性のみ集団接種だったのです。ですから、(妊婦さんは)パートナーからうつされたというケースばかりなのです。」
パートナーの風疹ワクチン接種について、詳しくは、桜井医師の記事をご覧ください。

「女性の方がワクチンを打っていても、抗体価が高くならず、パートナーからうつされることもあるようで、人ごみに出る機会の多いパートナーも抗体価のチェックをし、必要であればワクチン接種が望ましいと思います。それは自分のパートナーのみならず、これから妊娠をする多くの若い女性のために、そして、風疹撲滅のためにも必要なことなのではないでしょうか?」

私(香月)の知り合いの方も、妊娠中に風疹にかかり、出産するまで一族みんな心配をし続けたという話を聞きました。
幸いその方のお子さんは先天性風疹症候群ではなかったのですが、妊娠中は、毎日とてもつらかったそうです。
楽しいマタニティライフのためにも抗体検査に行きましょう。
また、2018年の風疹流行の傾向、そして、桜井医師のクリニックの取組やデータについてはこちらをご覧ください。

 

 

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香月 よう子

香月 よう子フリーアナウンサー

投稿者プロフィール

番組パーソナリティ、ナレーターの他、中心市街地活性化、町づくり等、省庁主催のシンポジウムのコーディネーター、講演を行う。一方で、「きてきて先生プロジェクト」の代表として、地域を担う人材の教育活動を展開。

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