
ネットニュースにこんな記事が。
「弁護士の大渕愛子氏(38)が緊急手術を受けることが18日、分かった。
所属事務所が報道各社にFAXを送り、明らかにした。」
病名は「子宮頚部高度異形成」難しそうな名前です。
というわけで、産婦人科医である代表に直撃しました。
そもそも、「子宮頚部高度異形成」とは、どんな病気ですか?
「腟の一番奥にある子宮の出口とも言える部分が、子宮頚部です。ここががん化するのが子宮頸がん。
正常の組織はいきなりがんになるのではなく、
正常→異形成→子宮頸がん
と進行します。
いわば異形成は、「前がん状態」とも言える病変なのですが、異形成のほとんどは子宮頸がんまで進行しません。
異形成も正常に近い病変から、軽度→中等度→高度と進行しますが、
『子宮頚部高度異形成』とは、がんの手前の段階です。
中等度異形成までは正常に戻る可能性が高いですが、
高度、となると将来的にがんになる可能性が大変高い状態です。」
診断されたら手術をしたほうがいいのでしょうか?
「近い将来、必ずがん化する、と言っても過言ではないため、診断されたら手術が必要です。」
高度異形成になってしまったら、妊娠はできませんか?
「高度異形成や子宮頸がんの初期の状態は、子宮の出口に出来た病変のため、その部分だけ切除します。
赤ちゃんが育つ、子宮体部は残されるため、手術をしても妊娠は可能です。
反対に今後妊娠を希望しない方であれば、子宮摘出が勧められます。」
高度異形成、手術しても再発の心配は無いのでしょうか。
「もちろん手術後もきちんとしたフォローアップが必要ですが、異形成が手術で取り切れていれば、
ほとんど再発の恐れはありません。
でも、手術後も必ず検診を受けて下さいね。」
代表のブログ記事も是非お読み下さい。
それにしても、早い段階で見つかってよかったですよね。
大渕弁護士といえばふなっしー大すきキャラでも有名。
ぜひ、治して戻ってきてくださいね。