妊活中にはまるワナ 「これが効く」を試しすぎて負のスパイラルに
- 2014/7/2
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不妊治療の個人的な経験をお話いただいています。
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不妊治療中の思い#3 M.Tさんの場合
妊娠に効くといわれるものは全部試した
「不妊治療は正解のないもの。
妊娠したとしても治療したからできたか、治療しなくてもできたかはわからない。
確率を高めるものであって、これをやったから100パーセントではない。」
と医師に言われ、
じゃあ、私も何かできることをやって少しでも100パーセントに近づかなきゃと、妙にがんばってしまいました。
妊娠にいいというサプリメントやお茶を飲み、いいと言われることはやみくもにやりました。
毎日が妊娠するためだけに生きている生活。
そのこと以外考えられなくなっていました。
お金にも余裕がなくなるので、遊びにも使えないし、そもそもそういうことに使う時間がもったいなくなる。まわりの声が聞こえなくなる、
効いてるのか効いてないのか、更にいえば心地よいのか心地よくないのかもわからず
とにかくいいといわれたものは自動的に試してみる毎日でした。
排卵期がゴールで、そのあと妊娠しなければ、この1か月は無駄だったと喪失感とともに次の排卵に向けてがんばる。・・・とにかく「妊娠」に一生懸命でした。
今すぐ効く!魔法が欲しかった
アロマが妊娠にいいといわれたらすぐ買いにいっていたけど、今思えばアロマ=妊娠 ではなく、
アロマの香りが漂うことによってリラックスしストレスから解放されるということだったのです。
あの頃の私は、心地よいということに目を向けていませんでした。
今だから思えるのですが、自分にとって大事なことはなんなのかをもっとシンプルに考えればよかったと思います。
更に、今振り返って思うのは、お灸、漢方、豆乳などいいというものはすべて試したけど冷えを改善しようということに思いが至ることはありませんでした。
なんというか「エストロゲン!!」などといった自分としては科学的に思えることだったり、これをやったらダイレクトに効く!!といったセンセーショナルなものがほしかった!!
魔法が欲しかっただけなのです。
まじめで努力家。即効性をもとめて何も手放せなくなる
私は、努力することが好きな人で、努力をしている自分に酔いしれることもあります。
スポーツなど努力して実らなかったことはなかったし
実らなかったことは努力しなかったことだと信じていました。
だから、妊娠のことも一生懸命勉強したし、そこで得られた知識を試しました。
そういう風に、一生懸命いろいろなことをやっていくうちにあれこれ手を出していっぱいいっぱいなってしまい、妊娠にいいということをやること自体がストレスになってきました。
ストレスがいけないということはわかっていたけど、そのなかのひとつでも辞めてしまうのもこわくてストレスになってしまい、さらにストレスがたまります。
何ひとつ手放せない状態になりながら、さらに良いと言われる情報だけにすがるという負のスパイラルに陥っていきました。
結局、このままでは本当にダメになると、すべてを手放し、ようやく長いトンネルから抜け出しました。
妊娠はその人の総合力 子宮美人化計画が考える妊娠力とは・・・
http://www.shikyubijin.com/about2/
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私だけじゃなかった、あんな経験、こんな経験
みなさんもお話してみませんか??
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