
当法人の代表である桜井明弘医師のクリニック、「産婦人科クリニックさくら」に
ロボットチームの小中学生がやってきました。
TRY☆SKYという4年連続世界大会に出場している強豪チームです。
チームメンバーからロボット大会についてプレゼンをしていただいたあと、
こちらからは「特別授業」
院内見学、そして、「妊娠の成立と出生前診断」について。
院内見学は、子どもたちは興味深く説明を聞いていました。
そして、命を考える授業。妊娠の成立。
お母さんのおなかの中でもうひとつの命が生きているのがわかる
検診の動画を見せたあと、
大人でも悩む出生前診断の話。
「せっかくできた命なので、僕は生まれてきてほしいです。」という子がいるかと思えば、
「考えるためのヒントがほしい」という子もいて、
引率してきたお母さんに話を聞いたりもしました。
「夫の経験上、どうしても診断するようにというので・・」とか、
「3人は診断をしたけど、もし4人目ができたら、診断せずに産もうと思う」とか
「高齢なので少し心配したけど、診断はしなかった」とか
それぞれ、出生前診断に対してまったく違う考え方や対応があることや
妊娠の回数によっても診断するしないは違うということがわかりました。
お母さんたちの話を聞きながら、子どもたちは自分や兄弟という命があることなどを改めて感じているようでした。
そのあとの質問コーナーでは、
「特別支援学級と交流の際にどうつきあえばいいのでしょうか?」
「お仕事をしているなかで一番うれしいこと」などのほか
子どもならではのふかーーーい質問もありました。
桜井医師、ひとつひとつ丁寧に答えておりました。
(どうして、卵子は長い卵管を通る必要があるのか。卵巣からそのまま
子宮に出てくればいいじゃないかという質問もありました。
これに対する桜井医師の絶妙な答えについては、講演やセミナーにご出席ください。)
この訪問は、チーム側からの依頼でしたが、
美人化計画としても目的はいくつかありました。
ひとつは、
未来の科学者との意見交換。
不妊治療などの医療もロボットも、科学の発展によってなんでもできるようになってきています。
倫理的に問題があることも簡単にできるということは、
これからの科学者には今まで以上に高い倫理観が求められます。
ふたつめは
早いうちから産婦人科を経験してほしい
男女ともに産婦人科は敷居の高いところ。女の子も10代から母親に連れられてきている患者さんは
産婦人科に偏見がなくちょっとしたことでも相談に来るから、病気や不調が発見されやすくなる。
将来、男性が産婦人科に来る可能性もあるので(不妊治療や付き添いなどで)、その際も今回の経験により
少しでも敷居が低くなっているといいなと思います。
みっつめは
答えのない問題がたくさんあることを知ってほしい。
出生前診断をするかしないか、もし陽性だったらどうするか?
たくさんの答えのない問題が存在しています。
今回の問題だけでも、夫、妻、それぞれの家族、いろいろな人の意見があるわけで、
どう話し合い、どう折り合いをつけるか、誰にヒントをもらうか。そして、
ただしい情報はどれか・・・
このような訪問や出張授業などにもできる範囲で対応しております。
詳しくは問い合わせください。