気のせい、ストレス、疾患・・・「痛み」について考える~研究会に対する思い
- 2019/10/6
- News・活動報告, 医療
- 「女性のQOLを考える」研究会

医療関係者、健康関係者がつどい、学び合う「女性のQOL」を考える研究会。
お申込み:こちらのフォームからお送りください。
日時:10月27日(日曜日)10:00~16:00 終了後懇親会を予定しております。
場所:東京国際フォーラムD
参加費:8.000円(参加費、ランチタイムプレゼン 昼食込)
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テーマは、「女性の『痛み』を考える」
ご登壇者と登壇時間はこちらをご覧ください。
座長であり、本研究会の主催でもある一般社団法人美人化計画、産婦人科クリニックさくら理事長桜井明弘医師より、
研究会に対する思いをお伝えいたします。
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女性のQOL向上を考える研究会、今年第4回を迎えました。
今回取り上げるテーマは「女性の痛み」です。
我々医師は、日々の臨床で、様々な患者さんの悩みに向き合っています。
その中でも、おそらく最も頻度が高いのが「痛み」ではないでしょうか。
痛みは全身のどこにでも起こりえます。
炎症があったり、腫瘍があったり、何らかの具体的な病変があるものを「器質的」な疾患とし、明らかな病変がないものを「機能的」な疾患と呼びます。
また、我々の身体には精神が宿っているため、こころの痛み、つまり感情の痛みも存在します。
医師は患者さんが訴える、「痛み」の原因を検査し、疾患を見つけ、対策を講じる診療を、毎日毎日行っているのです。
また、そこには女性特有の「痛み」も存在します。
しかしながら、現代の医療が全ての「痛み」の原因を特定できたり、その治療が可能である、とは言い切れません。原因や対策がわからないまま、「気のせい」「ストレス」とか、「自律神経」「更年期」のように、あいまいで患者さんも受け容れやすい言葉で誤魔化されてしまうような場合も少なくはないと思いませんか。
今日の医学部教育は、各診療科別の教育が行われています。頭を診る科は脳神経内科と脳神経外科、胸を診る科は呼吸器内科、呼吸器外科、乳腺科というように、あたかも縦割り行政と似ています。近年では総合診療科、も創設されておりますが、一人一人の患者さんに向き合った時、その症状、痛みは、各診療科を跨いだ横断的なものである可能性もあるのです。
残念ながら、医学教育には、症状の学問はなく、「痛み」学もありません。
このため実際に痛みに悩んでいる患者さんは、この痛みをどの科で相談したらよいのか、困ってしまいます。
この研究会では、多くの方が持っている悩みである「痛み」について、各科の第一線の医師に最新の知見を解説して頂き、参加される医師には専門外の知識をアップデートしてもらい、ヘルスケアに携わる方たちはエビデンスを重視してクライアントをどのように導くべきか考え、また患者さんたちにも医療知識を身につけて頂きたいと思っています。
多くの患者さんに接している一般臨床医から大学教授まで、各科のスペシャリストを講師として招き、貴重なご講演を賜ります。
日々痛みに悩んでいる患者さんから臨床に携わる医師まで、直接質問したり、議論したりできる場となるよう、準備をして参りました。
この研究会が皆さまの糧となるよう、願ってやみません。
その他ご登壇の先生、登壇時間はこちらをご覧ください。
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日時:10月27日(日曜日)10:00~16:00 終了後懇親会を予定しております。
場所:東京国際フォーラムD
参加費:8.000円(参加費、ランチタイムプレゼン 昼食込)
行きたいけど時間が!!という方に、こんな参加形態もご用意いたしました。
午前 10:00~ランチタイムプレゼンまで(限定・昼食なし)4.900円
午後 ランチタイムプレゼン~16:00(限定・昼食なし) 4.900円
学生席 3.000円(限定 ※30歳未満 当日学生証をご提示ください。)
お申込み:こちらのフォームからお送りください。
振込先をお知らせいたします。
お振込確認後、参加表をお送りいたします。