
「産婦人科の実際 第67巻第12号」にて、弊社代表 桜井明弘医師が、
「基礎体温の読み方―基礎体温の意義、落とし穴を学ぶー」を執筆いたしました。
産婦人科医師向けに書かれている本文を参考に知っているようで知らない「基礎体温」
について改めて考えてみたいと思います。
わかるのは排卵日だけじゃない
婦人科に行くと、「基礎体温をつけてください」と言われますよね。
毎朝同じ時間に体温計をくわえて、グラフにする・・・・
そんな面倒なこと、、、、よほどせっぱ詰らないと続けらないと思う人も多いでしょう。
それでも、基礎体温でわかることはたくさんあるらしく、
「古典的な手段であるが、生殖医療にとどまらず、ウィメンズヘルスケアの観点からも、現在でも有用である」
つまり、赤ちゃんが欲しいとか、避妊をしたいとかそういうことだけでなく、
「あなたのカラダのために」基礎体温をつけなさい。ということになります。
では、いったい何がわかるのでしょうか?
・排卵をしていないのに、出血している状態(生理と間違えることもあるんだって。。。なので、本人は病気に気づいていない)
・黄体機能不全という、ホルモンがうまく分泌されない状態 不妊につながる可能性があります。
・不正出血の原因
・妊娠や異常妊娠の診断
・月経前症候群(PMS)の診断
だそうです。
ただ、体温を測るだけでこれだけのことがわかるのですね。
でも、基礎体温だけで自己判断するのはキケンです。気になることがあれば、医師に相談しましょう。
排卵日はいつ?生理はいつ?
ところで私たちが知りたいのは「排卵日はいったいいつ???」「生理はいつ来るの?」の二つですよね。
健康な女性の基礎体温は、低温期と高温期があり、その間に、体温が低下する日があるのですが
その体温が一番低い日から体温があがる途中から上がりきった日くらいまでが排卵日なんだそうです。
なので、必ずしも、体温が一番低い日が排卵日というわけではないらしいです。
また、高温期が10日から14日続き、再び低くなるころに生理がきます。
(婦人科の実際 第67巻第12号 基礎体温のよみ方ー基礎体温の意義、落とし穴を学ぶー桜井明弘より)
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