
慈恵医大の研究チームは日本人の98%がビタミンD不足に該当していたという研究結果を発表しました。
この研究は、2019 年 4 月から 2020 年 3 月までの期間に東京都内で健康診断を受けた 5,518 人を対象に調査を実施したということです。
ビタミンD不足は、骨の健康に直接的な影響を及ぼします。
不足すると、骨が弱くなり、骨粗鬆症のリスクが高まる可能性があります。
さらに、ビタミンDは免疫システムの正常な機能にも関与しており、
不足すると免疫力の低下や炎症の増加などの問題が生じることがあります。

では、どうすればいいでしょう。
まずは、まずは食事から。魚介類、卵、チーズなど、ビタミンDを豊富に含む食品を摂取することが重要です。
そして、日光にあたることも重要なのですが、紫外線の問題があるので避けたいという人も多いですよね。ここは整形外科医と皮膚科医でも意見が分かれるところです。
とはいえ、ビタミンDの生成に太陽光は必要ですので、例えば、手のひら日光浴などはいかがでしょう。
1日10分、他の部分は紫外線対策をして、手のひらだけ日光にあたるのです。こちらのサイトに詳しくでています。御覧ください。
(meiji 「ステキな私」をつづけるTIPS 2 1日10分”手のひら日光浴“で内から元気に)
慈恵医大の発表資料には、ビタミンDは「コロナの重症化因子としても注目される重要な栄養素である」とあります。
食事からの摂取が難しければサプリメントで補うこともできます。工夫しながら、ビタミンD不足を解消しましょう。
