桜井 明弘 あなたが33歳を過ぎて妊娠できない44の理由

妊活と忘年会 〜お酒飲んじゃいけない? 飲まないでいられる??〜

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この時期、忘年会、連日のように続く場合もありますね。くれぐれもご自愛ください。

さて、最近多く聞かれる質問が、このような質問です。

「先日タイミングを取ったばかりだし、忘年会でもお酒は止めておいた方がいいですよね?」

妊活とアルコールの関係、代表の著作「あなたが33歳を過ぎても妊娠出来ない44の理由(幻冬舎)」にも、

詳しく書かれています。

あなたが33歳を過ぎて妊娠できない44の理由

日本の妊婦さんのアルコール摂取率が、国際的にもとても低いことが知られています。

妊娠したら飲んではいけない、と言う考えが、当たり前のこととして多くの方に浸透しているからで、とても良いことと思います。

一方で妊娠前、妊活中は?

妊娠したら飲んではいけない、の裏を返せば妊娠前はフリーで構わない、とも取れますし、実際妊活中だから、とアルコールを控える方は多くはありませんね。

こんなデータがあります。

妊娠を考えているカップル、男女ともに1週間に50gのアルコールを摂取する場合と摂取しない場合で比較すると、赤ちゃんが産まれる確率(出産率)に違いがあります。

50gのアルコールというと、ビールで1250ml、ワインなら4杯くらいで、1日の量ではありません、1週間の量ですよ。

また、男女ともにアルコールを摂取する習慣があるカップルは、飲まないカップル、どちらかだけが飲んでいるカップルよりも出産率が低下します。

つまり、

「妊娠したら禁酒」ですが、「赤ちゃんが欲しいなら、男女ともに節酒」と言えそうです。

さて、不妊治療中で忘年会シーズン突入。

ご自身はアルコールを控えても構わないかもしれませんが、今までの会では飲んでたのに、急に飲まなくなると、どうして?となりますよね。

不妊治療を受けてらっしゃることを周囲の方が理解して下さっていたり、知られている場合と違い、なかなか不妊治療中、とカミングアウトできないことがほとんどですよね。

これについては明確な答えを出せませんが、時にはストレス発散、も必要かも知れません。

でも飲み過ぎには、妊活中じゃなくても要注意です。

 

どうぞ皆さま、素敵な年末年始をお過ごしください。

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桜井 明弘

桜井 明弘産婦人科クリニックさくら 院長

投稿者プロフィール

2007年4月に横浜市青葉区に産婦人科クリニックさくらを開業、地域の女性のライフサポートを信条とした診療と、体外受精など高度生殖医療も行う不妊治療を柱にしてきました。

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