
更年期障害かな?
って思う症状が出てきたけど・・・・・・
そもそも、更年期や更年期障害について意外と知らないことが多いことに気づきます。
私たち女性は自分のカラダのことを知らないんですね。
3月21日(祝日)、そんなイベントを行います。
イベント内容はこちら。
講演者の一人、美人化計画代表理事の桜井明弘医師の話す内容です。
書き言葉だと難しいけど、お話はわかりやすいし、「味方がいるんだ」って思えますよ。
申し込みはこちらへどうぞ。
「更年期と更年期障害、その対処法とは?」
40代、主に後半に始まる女性ホルモン(エストロゲン)の低下は、やがて生理不順や、不正出血を来たし、閉経を迎える頃には更年期障害が現れることがあります。
日本人の平均的な閉経年齢は50〜52歳とされ、1年以上月経が見られない場合、閉経、とします。更年期、とは、閉経前5年、閉経後5年を指し、この間に見られる症状を、更年期障害と呼びます。
更年期、閉経、は病気ではなく、加齢に伴う変化です。
更年期障害が現れて初めて、治療の対象となります。
さて、更年期障害には自覚症状と他覚症状があります。主に自覚症状を狭義の更年期障害と呼びますが、他覚症状に目を向けることも重要です。
自覚症状で最も有名なのは、ほてり(Hot Flush)で、急に熱くなったり、発汗が見られます。その反動で寒気を感じる場合もあります。他に、肩こりや、いらいらの様な精神症状がみられたり、不眠、うつ症状、蟻走感と呼ばれる皮膚感覚の異常もあります。これらの症状は、全ての更年期障害に共通ではなく、人それぞれ自覚する症状が異なるのが更年期障害の特徴とも言えます。
また、生殖器、泌尿器障害がみられます。腟の乾燥から萎縮性腟炎を来たし、性交障害が起こったり、尿失禁、子宮や膀胱が腟から下がってくる性器脱があります。これらの生殖器、泌尿器の障害は、羞恥心から、医療機関に受診することがためらわれ、またなかなか人に言えない症状ため、自分だけが、こんなこと治療できるのか、と一人悩んでらっしゃる方がとても多いです。
そして、他覚症状として、骨密度が低下する骨粗鬆症や、筋力低下のサルコペニア、またコレステロールが上がる脂質異常症(高脂血症)、糖尿病の前段階である糖代謝異常や血圧も上がり、肥りやすくなってきます。
これらの自他覚症状をもたらすのは、ひとえにエストロゲンの低下です。
男性は緩やかに30代から老化が始まりますが、女性の場合、健康、若さを保っているエストロゲンが急に減って来ます。
対策法としてエストロゲンが減ってくるのでこれを補充するホルモン補充療法が効果的であるのは理解しやすいですが、ホルモン補充療法には副作用があります。
他に漢方療法や大豆イソフラボンの腸内代謝物であるエクオールなども有用です。
大切なのは、どんなことが起こりうるのか、そして対処法を正しく知ることです。
このセミナーを通じて、婦人科だけでなく、整形外科や理学療法の知識、またスタイリストによるおしゃれ術など、様々なアプローチでより輝いた日々を過ごしていただきたいと思います。