桜井 明弘 あなたが33歳を過ぎて妊娠できない44の理由

赤ちゃんが欲しいのに、彼がイケナイって。。 〜性交障害の対策と治療〜

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多くの患者さんから相談される、「性交障害」。

本日の診療でも、患者さん(奥様)からの相談がありました。

 

産婦人科クリニック さくら、院長ブログでもアクセス数の多い記事で、今回はこちらから一部修正して転載します。



時に女性の性交障害、痛みや苦痛で性交渉が出来ない、と言うことを相談されることがありますが、やはり相談の多くは男性側の相談です。



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男性の性交障害は、女性にとっても大変ショックだと思いますが、性交障害について解説しましょう。


性交障害は大きな意味では勃起不全を含みます。
勃起不全は男性が勃起しない状態で、よく知られた言葉で「ED」と呼ばれています。

狭い意味での性交障害は、男性がマスターベーションはできるものの性交渉では勃起不全となる状態と、勃起して性交渉はできるものの、射精までできない状態(=射精障害)があります。

外来ではこの狭い意味での障害をよく相談されます。

射精に至らないため妊娠ができず、また原因も同様のため、ここでは性交障害として解説します。

性交障害は、加齢とともに増え、また飲酒した際にも起こりやすい、と考えられますが、最近では30歳代はおろか、20歳代でも同様の相談をされることが少なくありません。

多くは心因性のもので、疲れやストレス、そして性交渉へのプレッシャーが大きな理由だと思われます。

特に一般生殖医療であるタイミング法では、排卵日を予想、または調整して性交渉をご指導します。

性交渉するのは、「今日です」「明日です」と確かに我々は妊娠にベストと思われる日を説明していますが、排卵日はお二人の都合や気持ちに関係なく訪れます。


つまり、排卵日は週末や平日、お二人の忙しい日を問わず、またこの性交渉を逃したら次のチャンスは来月になる、この性交渉は赤ちゃんを授かるために必須である、と言うように、女性のみならず、男性にとっても大きなプレッシャーとなります。

このような性交障害がある場合、どのような対策、治療法があるのでしょうか。

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