ホルモンの増減で知る「女性のカラダの周期」その1
- 2016/4/7
- 医療

ホルモンの話はよく出るけど、詳しいことってあんまり知らない・・・
そこで今日はホルモンのお勉強・・・でも難しいから、2回か3回にわけます!!
月経から排卵、黄体期(高温期)、妊娠に至る過程において大切で、かつ簡単に測ることのできるホルモンが5つあります。
FSH;卵胞刺激ホルモン
LH;黄体化ホルモン
E2;エストロゲン=卵胞ホルモン
P4;プロジェステロン=黄体ホルモン
hCG;ヒト絨毛性ゴナドトロピン
アルファベットとカタカナだらけ・・・ちょっと難しい。
まず5つあるとだけ考えてください。
月経が来たばかりのときは、どのホルモンも低値です。したがって、この時期に検査することで、ホルモンの異常が無いか診断することができます。
排卵に向けて、まず、脳にある下垂体から「FSH(卵胞刺激ホルモン)」が分泌され、卵巣の卵胞(卵子が入っている袋)を刺激して育てます。
これにより、卵胞の中で卵子を取り囲む顆粒膜細胞が増殖し、顆粒膜細胞から「E2(エストロゲン)」が分泌されるため、徐々に「E2」の値は上昇してきます。
大体「E2」が200pg/mlまで上昇すると、今度は下垂体から「LH(黄体化ホルモン)」が分泌され、この「LH」により排卵します。
この「LH」の上昇はLHサージとよばれます。「LH」は上昇してから24時間で再び低下しますが、LHサージから36-40時間後に卵胞は排卵します。
つまり、まずFSH、そして、E2、LH・・・3つのホルモンが分泌されて排卵されるわけですね。
そのあとどうなるかは・・・また次回。