
誰もが情報の受け手にも、送り手にもなる今の時代。
あふれる情報の中から、あなたは正しい情報を受け取れていますか?
何のため、誰のために、どんな情報を発信していますか?
2020年12月5日に開催された第2回美人化トークルームでは、
元情報誌の編集長で、編集者兼ライターの美人化計画理事・吉田理栄子が、
「次につながる情報発信」の方法をお伝えしました。
誰もが情報発信できる時代!…ってどういうこと?
ひと昔前の情報発信者といえば、新聞やテレビ、雑誌、書籍、ラジオといったマスメディアが中心でした。
これらに共通するのは、「1つの情報を出すために、多くの人が関わっている」ということ。
新聞記者は一人で書いているかもしれませんが、新聞社には会社としての方針があり、上司のチェックがあり、校正や校閲が入り、場合によってはリーガルチェックを受けることもあり、さらに印刷して読者に届くまでの行程には想像を絶する人数が関わっています。
しかし、イマドキの情報発信は、インターネットやYouTube、SNSなど
「誰でもOK」「一人でもOK」。
従来のメディアもこれらを活用していますが、
今までは広告出稿していた企業や、情報の受け手でしかなかった読者も、
情報発信できるようになり、旧来型メディアの情報収集や企画立案のソースになっています。
あなたは正しく情報を受け取れてますか?
誰でも情報発信できる時代になっても、最も信頼されているメディアの1位、2位はテレビ、新聞と続きます。
一方で2割以上の人は「信用しているものはない」と答え、10~20代ではおよそ3割が信用しているメディアがないと回答しています。
インターネットの普及で、世界中から情報が取れるようになりましたが、フェイクニュースが増えた、情報操作が行われているかも、すべて信じるのは危険と思っている人は少なくありません。
2016年に起こった「WELQ問題」は、まさにネットによる情報氾濫を警告する社会問題となりました。
WELQとは上場企業であるDeNAが運営していた医療キュレーションメディアのこと。
素人が医療記事を量産し、医学的根拠が不明確だったり、著作権を侵害したりという情報が羅列され、しかも、それが検索サイトの上位に出てくるため、大きな問題となり、サイトは閉鎖に追い込まれました。
同じくサービス終了を余儀なくされたサイトもあれば、慌てて監修者を探し出すサイトも続出しました。
理由はいくつもありますが、なかでも大きなものは、①Google検索で上位になることを徹底的に研究すれば記事をトップに持ってこれること、②クラウドソーシングの浸透で500円、1000円で原稿発注できるようになったことでしょう。
通常ライターとして記事を書くときは、事前リサーチをして、仮説を立て、取材をして、事後リサーチをしてから原稿を書き、追加で確認作業をして…と1つを仕上げるだけでも膨大な時間がかかります。
しかし、これを1本500円、1000円で書こうと思うと、どうしてもネットからのコピペなどの温床になってしまいます。
発信者として信用されるために何をするか
ネットで選ばれるためには、Google検索で引っかかるようにすること。これが一番です。
しかし、それで本当にいいのでしょうか?
アフィリエイトや広告収入で稼ぎたい人にとっては、それが最重要かもしれませんが、
美人化トークルームの参加者の皆さんは、本業があって、
その本業でより成果をあげたり、成功するために、情報発信を行っている人が多いと思います。
しかし、ネットやSNSに膨大な時間を割いたり、大金を叩いたりするよりも、
「本業でより成功するための発信者になること」をお勧めします。
発信者には2パターンあります。
①その人自身にファンがつくこと
②情報として価値があること
もともとファンがいる人やインフルエンサーなどは別として、
本業につながるファン獲得のために最も重要なのが「信頼」です。
・本人の信頼
・情報の信頼
・第三者からの信頼
信頼を得るための具体的な取り組みは、
美人化トークルームもしくはワークショップにご参加いただければと思いますが、
一人でも多くの人に読んでもらうために、
まずは「取材に来ること」を目標にしてみましょう。
これは本人の信頼、情報の信頼、第三者の信頼すべてを得るための近道です。
美人化計画で行ったアンケートで「信用する情報の決めてとなるものは何か」を聞いたところ、
1位「発信(発行)元の信頼度」、2位「発信者の信頼度」、3位「出典や根拠が信頼できること」となりました。
つまり、媒体に載ることで、第三者からの信頼を得ることができ、それは発信者の信頼にもつながります。
トークルームでは、取材がきやすいプロフィール作りや情報収集&発信などもお話しました。より詳しい内容は、お気軽に美人化計画までお問い合わせください!
※引き続き、みなさんからのご質問もお受けしておりますので、下記アンケートにお気軽にご回答ください。