桜井 明弘 あなたが33歳を過ぎて妊娠できない44の理由

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「排卵検査薬」

赤ちゃんを考えている方では、排卵検査薬を使っている方も多いと思います。

 

中には基礎体温は付けていないけど、検査薬は使っている方もいらっしゃいますよね。

でも、検査薬は基礎体温を付けながら使った方が、より信頼できる検査となります。

安いから、と、通販などで、破格の検査薬を使ってらっしゃる場合もあるかと思いますが、やはり安かろう悪かろう、Made in ○○、を重視して、信頼できるものをお使い下さい。

 

さて、排卵検査薬は、どうして排卵の頃に陽性反応が出るのでしょうか。

 

それには、排卵の仕組みをおさらいしなければなりません。

 

前回書いたのですが、排卵を起こすために、LHというホルモンが約24時間分泌されます。

そのホルモンは血液中で作用するのですが、尿からも排泄され、それをとらえるのが排卵検査薬です。

 

と言うことは、尿の濃度にも左右され、脱水気味の濃い尿が出る時にはLHは濃くなり、陽性が、反対に水分をたくさん摂った時には薄い尿が出るのでいつも陰性。

 

つまり、排卵検査薬の結果も、曖昧なことがあるのです。

 

多嚢胞性卵巣という排卵障害の病気がありますが、LHが普段から高いので、いつも排卵検査薬が陽性になる場合があります。

 

排卵検査薬がいつも陰性、いつも陽性、どんな状態でも基礎体温表に併記して、産婦人科で一度相談をして下さいね。

 

排卵に関する誤解シリーズ、私のブログでも人気シリーズです。

是非一度ご覧下さい。

 

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桜井 明弘

桜井 明弘産婦人科クリニックさくら 院長

投稿者プロフィール

2007年4月に横浜市青葉区に産婦人科クリニックさくらを開業、地域の女性のライフサポートを信条とした診療と、体外受精など高度生殖医療も行う不妊治療を柱にしてきました。

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