あなたはご自分の排卵がわかりますか? 〜排卵の頃に起こる現象、身体の変化〜
「排卵検査薬」
赤ちゃんを考えている方では、排卵検査薬を使っている方も多いと思います。
中には基礎体温は付けていないけど、検査薬は使っている方もいらっしゃいますよね。
でも、検査薬は基礎体温を付けながら使った方が、より信頼できる検査となります。
安いから、と、通販などで、破格の検査薬を使ってらっしゃる場合もあるかと思いますが、やはり安かろう悪かろう、Made in ○○、を重視して、信頼できるものをお使い下さい。
さて、排卵検査薬は、どうして排卵の頃に陽性反応が出るのでしょうか。
それには、排卵の仕組みをおさらいしなければなりません。
前回書いたのですが、排卵を起こすために、LHというホルモンが約24時間分泌されます。
そのホルモンは血液中で作用するのですが、尿からも排泄され、それをとらえるのが排卵検査薬です。
と言うことは、尿の濃度にも左右され、脱水気味の濃い尿が出る時にはLHは濃くなり、陽性が、反対に水分をたくさん摂った時には薄い尿が出るのでいつも陰性。
つまり、排卵検査薬の結果も、曖昧なことがあるのです。
多嚢胞性卵巣という排卵障害の病気がありますが、LHが普段から高いので、いつも排卵検査薬が陽性になる場合があります。
排卵検査薬がいつも陰性、いつも陽性、どんな状態でも基礎体温表に併記して、産婦人科で一度相談をして下さいね。
排卵に関する誤解シリーズ、私のブログでも人気シリーズです。
是非一度ご覧下さい。