桜井 明弘 あなたが33歳を過ぎて妊娠できない44の理由

はしか(麻疹)って、流行してるの? 何が怖いの?

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〜どうやって罹るの?〜

はしかは飛沫感染します。つまりはしかに罹った患者さんと会うだけで感染すると言うことで、またはしかはとても感染力が強いウィルスです。

 

〜罹ってしまったら?〜

特別な治療はなく、風邪と同じ様に罹ったら解熱剤、咳止めなどを服用します。

重症化すれば医療機関で点滴治療を受けたり、細菌の感染を併発したら抗生物質の投与を受けます。

 

〜予防法は?〜

ワクチンにつきます。

現在麻疹は、MRワクチンとして、風疹との混合ワクチンを満1歳から2歳になるまで、と、就学前年度の、2回定期接種を受けることになっています。

この対象外である成人は、任意接種となります。

 

〜どうしたらいいの?〜

妊娠中に罹ることで、赤ちゃんの異常を来したり、流早産、死産の原因となるウィルスのうち、ワクチンで予防できるのは麻疹の他、風疹(三日ばしか)、ムンプス(おたふく)、水痘(水ぼうそう)があります。

いずれも生ワクチンのため、妊娠中にはワクチンを接種できず、またワクチン接種後2ヶ月は避妊しなければなりません。

今現在妊娠を考えている方、そろそろ妊娠を、と思っている方は一度抗体価を測定して、必要なワクチンを接種する、または最初からワクチン接種しても構いません。

妊婦さんの多くはご主人から感染することが多いため、奥様が妊娠しているご主人は早いうちにワクチンを接種して下さい。

 

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(初出:平成28年9月11日)

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桜井 明弘

桜井 明弘産婦人科クリニックさくら 院長

投稿者プロフィール

2007年4月に横浜市青葉区に産婦人科クリニックさくらを開業、地域の女性のライフサポートを信条とした診療と、体外受精など高度生殖医療も行う不妊治療を柱にしてきました。

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