
不妊治療の個人的な経験をお話しいただいています。
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その1
続き
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不妊治療中の思い#6 K.Kさんの場合(治療時35歳)
2つ目の産婦人科でようやく不妊治療の第一歩を踏み出したK.Kさん。ある日、医師から提案されたこととは?
前回までの記事はこちら
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一応それなりに検査はクリアし、タイミング法というファーストステップを半年弱続けたある日、
子宮腺筋症の治療をしてから、人工授精というステップに移ってみては?という提案を医師から受けました。(子宮腺筋症については・・・こちら)(人工授精については・・・こちら)
子宮腺筋症は生理がなければ改善される病気で、すなわち赤ちゃんができることが一番大事なのですが、治療をするとなると半年間生理を止める必要があります。
いよいよ世間で言われる不妊治療なのだなと思いました。今まで行っていたタイミング法というのはタイミングさえ合えば妊娠でき、自然妊娠のイメージですが、人工授精は医師の力も必要で、言葉通り「人工的」というイメージでした。
でも、私は腺筋症があるし、人工授精はイヤなどと言っている場合じゃないと素直に納得できました。
ただ、妊娠のチャンスは半年後・・・長いなと思いました。
更に、生理を止めると更年期のような副作用が出ると言われていて、うわさに聞くような更年期うつの症状が出て仕事ができなくなるのではないだろうかと不安もありました。
逆に生理が来なければ楽になるという話も聞きました。
そこで私はプラスに考えるようにし、この半年、妊娠のことは考えず仕事に打ち込もうと決めました。
もうひとつ。医師からこの期間にやれることとして、男性側の体調を整え、妊娠の確率をより高めるため、夫が漢方薬を勧められました。
今考えるとこの期間も夫は本当に一生懸命でした。朝昼晩、食前に漢方薬、食後に錠剤を欠かさず飲んでいました。何よりも夫は
「薬を飲むことで、妻と同様、僕もがんばれれば」と思ってくれたところがうれしいです。
私は、結果的にはこの期間を比較的楽に過ごすことができました。
もちろんホットフラッシュのような症状が出てきて、「あ、これだ」とは思ったけれど、
ちょうど夏だったから「あ、夏が来たからか。今年の夏は暑いな」などと考えるようにしましたし、
本当につらいときは、職場も一緒だった夫に言いました。
彼は冷房があまり好きではないけれど、温度を低く設定してくれたりしましたね。
半年間注射して生理を止めるというこの子宮腺筋症治療期間は今考えたら、私より彼が大変だったのではないかと思います。
とても感謝しています。
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私だけじゃなかった、あんな経験、こんな経験
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