第1回「女性のQOLを考える」研究会を行いました。
- 2015/8/31
- 医療

8月29日(土)、第1回「女性のQOLを考える」研究会を行いました。
一般社団法人美人化計画は、「女性のQOLの向上」を理念に掲げ、
またこの理念を多くの方に共有して頂きたい、というMissionがあります。
この研究会では、産婦人科のみならず、内科、整形外科、歯科、薬剤師の先生方にもご参加頂き、各診療科を越えて「女性のQOL」についてディスカッションして頂きました。
ディスカッションに先立ち、代表理事の桜井から、
「新しい卵巣機能の概念、抗ミュラー管ホルモン(AMH)と妊孕性」
というタイトルで、卵巣機能と妊娠について講演。
またご協賛頂いた、株式会社パートナーズ 代表取締役 細川忠宏様より 「妊活情報洪水時代のサプリメント活用について」ご講演頂きました。
サプリメントの品質にこだわってらっしゃる細川様が、その指摘は鋭く、そして的確で、参加医師から「私、そのダメなサプリ飲んでます。。」という声も聞かれたり。
医師からも大変勉強になった、もっとお話しを伺いたい、という意見を頂戴しました。
そしてメインの講演は、産科婦人科舘出張 佐藤病院院長で、
高崎アートクリニックの理事長、代表桜井の私の敬愛する先輩の一人、佐藤雄一先生で、「妊娠出産に必要な栄養 最新事情」のタイトルでご講演頂きました。
佐藤先生は多くの妊娠分娩に携わり、また妊娠前の不妊患者さんの治療経験から、
根本的な栄養学的問題点を数多く発信し、効果的な治療実績を上げています。
さらに妊婦の栄養と出生児の体重など、人生のスタートに立ち会う医療ならではの視点は大変幅広く、女性のQOL向上を目指した様々な活動は、美人化計画と基本理念が共通しています。
ご講演の内容も多岐にわたり、5大栄養素、たんぱく質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラル、現代女性の多くが不足し、それが妊娠する力を低下させ、ひいては妊娠後も赤ちゃんに影響している点を様々な実例、ご自身のデータを元に解説して下さいました。
これには内科、産婦人科の先生方からも、知らないことが多かった、とても興味を持った、と多くの声が聴かれました。
この研究会の目的は、「女性のQOL向上を考える」をテーマに、診療科を越えた知識の共有、議論することで、この目的が達成されれば良かったと思います。
今回は会場の都合で、多くの先生方にお声がけできなかったのですが、次回以降へつなげ、もっと多くの先生方にご参加頂けるよう、準備をしていきます。